自己分析的備忘録

精神療法家(修行中)による日々の日記帳

治療者の自己愛②

治療場面だけでなく、日常生活においても、自己愛というものの取り扱いは、中々厄介だと思う。

他者への思いやり、と思っていても、よく考えてみると自己愛を満たすだけであった、、などいうことがあるのではないか?

一方で、自己愛というのは、大小様々な形で個々の自己の感情、自尊心などと密接に関係しているとも思われる。簡単に悪、とは決めつけられないところが難しいところである。

自己愛的になっている時、あくまで自分の場合だが、後味の悪い感じ、というのが一つの目安になる。収まりが悪いというか。なんだか妙だな、と思ったりする。あるいは、急に冷めた目で見てしまったり。恥ずかしい、というのも一つの目安である。いずれにしろ、感覚的にしかわからないことである。