自己分析的備忘録

精神療法家(修行中)による日々の日記帳

逆転移など

治療者の受け取る、あるいは、生じる感情を幅広く考えてみる。様々な感情が生じてくる訳だが、それを上手く治療に生かしていく、というのは中々難しい。そもそも、どんな感情なのか、しっかりと意識化するところから始まる。これが結構大変だと思う。感情を言葉で名付けていかねばならないし。あーでもない、こーでもない、などと考えたりする。

時に、それが治療者の問題に由来することもあるわけで、いわゆる教育分析が必要と言われる所以である。

まあ、教育分析とまではいかなくても、自分の考えの癖や傾向に思いを馳せるというのも、重要な作業と思う。