自己分析的備忘録

精神療法家(修行中)による日々の日記帳

何を想うのか

前回の逆転移とも関連するが、治療者の連想などについて。

治療中、あるいは前後、治療者自身も治療に関連して様々な想いを抱く。その連想や想いなどは、治療でどのような役割を果たしているのだろうか?

治療前であれば、予行演習みたいなもので、様々なことを思いつつ、治療に臨むという感じ。治療中は、治療に役立てれるように、治療関係や患者の持ち込んでいるであろう感情などとの関連で理解しようとしてみる。治療後であれば、それも次の治療に向けての参加であったり予行演習に…という感じで、また次の治療に結びついていく。

自分の場合、言語的な面接もそうだが、箱庭やイメージを扱う方が様々なイメージを連想しやすい。視覚情報があるからであろうか。

もちろん、治療者の個人の事柄との関連もあるわけで、そこら辺に想いを馳せることもある。

いずれにしろ何かしらのイメージを抱きながら、治療は進んでる。その背後には、何か深いイメージ(元型的というか)があるような気もするが、それはまたの機会に。