自己分析的備忘録

精神療法家(修行中)による日々の日記帳

閃きなど

治療が進展していく中で、治療自体が膠着したり、なかなか先がみえくなる時など、どのようにすればよいのか‥?

じっと待つ、というか、必要なことをしつつ、時が来るのを待つ‥

そういう時、スーパービジョンや、チームでのカンファレンスなどが重要とされる。違う視点でみたり、治療関係などを点検してみるというか。

自分自身は、突然閃くことがある。特に理由はハッキリしない。それまでじっと待っていたから閃いたのか、それとは無関係の現象なのかはよくわからない。でも恐らく、じっと耐えて待つということが大切なんだろうな、と思う。その間に自分の内面で何が起きてるのか‥

閃いたことで、その後の治療が進展するきっかけになることもあるが、いまいちなこともある。

でも、閃きは、治療関係やチームに新しい風を吹き込む効果はあると思う。それまでの空気をガラッと変えたり‥それでチームが新しい視点を得る、といこともある。

ある意味では、治療者の内面のトリックスター的な蠢きということもできる。ということは、その取り扱いには十分に気をつけないといけないわけである。閃きだけに頼りすぎれば、軽薄な印象を与えることにもなる。ふっと吹く風のような感じが良いのかもしれない。